私は友人は少ない方(いや、確実に少ない)だと思うのだが、家族のような別格の親友だいや、悲しい時にいつもそばにいた友人、そしてテレパシーで通ずる等などのような友人がいる。
テレパシーで通ずると言うのは大げさだが、それは青い目の友人スージーである。これまた古い友人であるが、彼女とは別の友達を通じて知り合った。
もう10数年も昔、その友人が国外へ出ることになった為、私が変わりにお相手することになったのだ。
それ以来、夜一緒に飲みにに行くことが多く、私の若い頃のナイトライフは彼女無くして語れない。
お陰で、英会話に通うことなく英語が上達したのだ。(と言っても、やっぱり今も苦手である)
そして数年後にスージーは、故郷へ帰っていったのだ。
当時はパソコンもメールも普及していなかったので、コンタクトの手段はもっぱら郵便。
筆不精の私は、受け取るのは喜びでも、送るのはおっくう。そんなこんなで、しばらく連絡は途絶えていた。
ところが、8年ほど前だろうか、ふと思い立って絵葉書を送ってみた。私のメールアドレスと一緒に。
すると2週間くらいして、会社のメールに、「会社のホームページにあなたへのメッセージの書きこみがありました」と…スージーだった。 会社に?と不思議に思いつつも、それ以来やっと私達もITの波に乗り、メールでの連絡がとれるようになったのだ。
だが、後で聞いたら、スージーは引越しをしていて、結局私の絵葉書は届いてなかったとのこと。(返っても来ていないのだが…) 同じ時期に連絡をとろうとしたようである。
知らない間に彼女は、日本に居たときから付き合っていたグレッグと結婚をして、女の子が一人いるという。
そして、数年前に私は、彼女がシドニーから移り住んだ、エスペランスという南極海沿いの楽園を訪れたのである。(プロフィールの写真は、その時に撮ったもの) 片道およそ24時間くらいかかったが、彼らがオーストラリア一と絶賛するだけあって、見たこともない自然であふれかえったところ。私が今まで見た中で一番透き通った海が、そこにはあった。
いじわるな(ふりをする)スージーの娘、ルビィと2匹の犬達と楽しく過させてもらったものだ。
そしてそして、前回の記事に、これまた思い立ってスージーからの写真を載せてみたら、またまた彼女からメールがきて、それによると今度は日本へ来るとの事。 彼女と周期が同じなのだろうか。
来月、彼女は一人で日本へ戻ってくる。
子供と一緒に英語を産み落としてしまった私は、コミュニケーションとれるかだけが心配だ。
ちなみに、スージーは、私がけいたんまんを産んだ2日後に男の子を出産している。